タイトルの通り。星座になりたい。

 

月額3,000円

下り速度5~10Mbps

それでいてピークタイムは回線パンクが当たり前のクソ田舎回線に我慢がならなくなったのと

最新ガジェットには目がない個人的な性格がスパークした結果、

かのイーロン・マスク氏率いるSpaceX社が提供する

人工衛星を利用した高速インターネットサービス、STARLINKを導入してみる事にした。

(テクノロジーについての詳細は省く。知りたい人は「スターリンク」で検索してみてね。)

 

さて。

 

開けた空と電力がある場所なら世界のどこにでも高速インターネット提供できますよ。

と謳うこのサービス。

理論値300Mbps出る光には及ばないが、

聞くところによると発展途上の今でも200Mbps出るらしい。

(※現在3,700もの人工衛星が稼働中。これがプロジェクト完成時には12,000基にもなるらしい。)

それって今のクソド田舎回線の20倍から40倍の速度じゃない。すごい。すごすぎるよ。

文字通り桁が違うよ。

初期導入費用に最低36,500円、月額6,600円がかかったりと

(去年から半額サービス中?そんでこの値段。)

ちょっと割高なんだけれど、それでもこれはクソ田舎住まいの救世主たりえる。全然お釣りがくるよ。

 

導入前にスターリンクのアプリ&スマホのカメラを使って設置場所の周りに障害物があるか、

衛星をちゃんと拾えるかどうかを調べる機能もあって・・・

(スマホの顔認証の設定みたいな感覚で動かす。もちろんあのクリック感もある。)

そいつは無事クリア。

 

ニュースでSpaceX社のスターリンク部門が予想を大幅に下回ってはいるが、黒字だという情報も得た。

サービスが打ち切られる可能性もまあまあ低い。

 

っときたらもうアンテナ設置して線を引くだけだよな!

 

はしごかけーの

よーし。やるぞ!

設置場所は屋根の上だ!

家の周りには防風林があったり背の高い雑草が生えたり

イノシシが来たりするからな!

アンテナつけんなら障害物のない屋上にかぎるぜ!

 

そして設置はもちろんDIYだ!

(スターリンクの配線には56Vの電圧が流れるので

もしそれを壁などに固定する場合、電気工事士資格が必要になる。持っていない人は要注意だ。)

 

手持ちのiPhoneにSTARLINKのアプリを入れて注文したら

アンテナやwi-fiルーターなどを含むメインコンポーネント(これが最低初期投資費用の36,500円)の他に

追加でオーダーした壁取り付け用マウント(9,919円)と

イーサーネットアダプター(PCなどをケーブルで物理的につなぎたい場合別途購入が必要。9,455円)

全部バラバラに、3週間ほどで届いた。

細かく言うとイーサーネットアダプターだけ他と2週間遅れで届いた。

 

そんで。

取り付け。

 

アンテナ設置完了

まあ、なんだ。

 

超簡単だった。あっと言う間に終わった。ので経過写真撮る間もなかった。

 

壁マウントを付属ビスで取り付けて、その上にアンテナをカチッ☆と音がするまで差し込むだけ。

そんでもって室内からwi-fiルーター経由で引っ張ってきた線を

アンテナ下部に差したらアッという間にシステム完成。

 

(もちろんエアコン工事の要領で壁ぶち抜いて配線したり、

抜いた穴にパテ詰めたり、穴の出入り口に線引き込み用カバーを付けたり、

屋外側の引き込み線用カバーの周りに防水用シリコンシーラント打ったり、

線を付属のステップルで壁に固定したりとかそういう細かい作業は別にして、の話。)

 

動き出すプローブ

むほほ。

ウイーンというモーター音とともにアンテナが勝手に動いて衛星を探し出した。

It’s automatic。

ほっといても15分ほどで開通するみたい。

 

スターリンクのルーター

そんでこれがスターリンクのWi-Fi-ルーター。

お洒落な置物感。衛星軌道図がピカピカ光ったりとかそういうのはない。

光るのはスタンド裏の電源ランプのみ。

それがいいんだ。

 

そんで屋外で配線を壁に固定したりだのパテを詰めたりだのしていたら

15分はアッという間だった。

 

いや・・・

 

速度C 速度B 速度A

はえええ!!

こんなお手軽に高速インターネットが!

 

これはSTARLINKアプリ内で用意されている速度テストで調べてみた数字。

全部異なる日である。

結構天気に、雲が厚いかどうかに速度が左右されるみたいだけれど、それでも早い。

(これから先、衛星が増えたらこの問題も解決するみたい。)

今までの5~10Mbpsなんてお話にならない。切断とかも全然おきない。

回線パンクなども起きない。高水準で安定している。

 

画像の通り、電波が1本立つか立たないかの僻地なのにも関わらず

この高速インターネットっぷり。なんて技術力だ。

 

ただ、アンテナが拾う衛星の位置なのかネットワークの経路なのかは分からないけれど

日によって遅延時間、Ping値に結構差が出るのはちょっと不満かも。

 

3つ目の画像なんかはまあまあの速度が出ているにも関わらずPing値149msになっている。

この日は「天気予報アプリ、なんか全然外れてるじゃん。」

なんて思っていたらが自分がイタリアに居ることになっていた。

「らしい」っちゃらしいトラブルではあるけども。

まあ、これも衛星の数が増えたらなくなるんだろうな。

 

障害物検知システム スリープスケジュール

 

それにしても驚くのはそのテクノロジーだ。

SpaceX社の、STARLINKのサービスの完成度は尋常じゃあない。

アプリからそれが伺い知れる。

はっきり言う。

日本のインターネットプロバイダなんて目じゃない。

ちょっと触れただけで3周くらい先を行ってるのが分かった。

そりゃなんかもう、急に未来を感じるほどに。

 

6時間かけて稼働中のアンテナの周りに障害物があるかどうかを調べる機能があったり

豪雪地帯向けに融雪機能があったり、

スリープスケジュールを直感的に決めれる機能があったり。なんかもうスゴい。

よく考えられてる上に各機能のレスポンスも最高に良い。

数多の実地試験の上に実用化に至ったサービスだということがよく分かる。

驚嘆するレベルのテクノロジーがあのちっこいアンテナにを詰め込まれている。

最先端過ぎて感動した。

 

もう凄すぎるよ。

イーロン・マスク。

凄すぎるよSpaceX社のエンジニア達。

はやく株式公開してくれよ。

 

あとは電気代さえ跳ねあがらなけりゃ言うこたあない。

不規則な暮らし・不規則な仕事をしているので

スリープスケジュールをこまめに設定してはいるけれど、

やりとりしている相手が人工衛星だけに、それだけは気がかり。

 

あとはもう言う事はない。

 

天体観測障害の原因になるかもしれない。

ケスラーシンドロームを引き起こすかもしれない。

 

それでも。

 

自分みたいに離島暮らしをするような現代人にとっての絶対的救世主に間違いない。

最高たぜSTARLINK!