深夜まで続く激務の連続で更新が滞っておりました―
が、私は元気です。
昨日は6:00 – 16:00まで先日書いた底引き漁ガンガン行こうぜ派の人の
船に乗せてもらっていました。
島でも1、2を争う底引き漁の名手で、
稼ぐ量も多ければ鉄工所のお世話になる頻度も多いというお方。
いやー、もう、なんというか感銘を受けてしまった。
他の人が貝類をメインで獲っているのに対して、
その人は貝類をおまけ程度にしか見ていないのだ。
あくまで魚メイン。
魚の逃げられない速度で、魚の逃げられない角度(推定)で
船を走らせる事で魚を捕獲するのだ。
他にも専門的で極めて実践的なノウハウを伝授してもらったのだけれど
それはまたの機会に。
そして漁の結果は―
イケマが真っ黒になるくらいにマゴチが獲れたり。
1番(15分~25分)で最大12匹獲れたった。
こちらではベロと呼ばれるアカシタビラメも。
反射でよく見えないんだけれど
ワタリガニとオオグチ(ひらめ)もそれぞれ4くらい獲れた。
オマケの赤貝もすごかった。
量は貝メインで獲っている人とは比べ物にならないものの、
その大きさがもう・・・
遠近感の問題でそうは見えないかもしれないけれど、
サタケの握りこぶしよりデカいのがガシガシ上がってくるのだ。
こんなにデカくなるのか・・・!とサタケ驚愕。
すんげえ大漁!
に見えたけれど、この日はこれでも少な目だったみたい。
ガンガンいこうぜ派のポテンシャル恐るべし。
その後は飲み会、後、深夜の流し網業という流れだったのだけれど、
飲み会で話題になったのはやはりコロナウイルスの話。
というのも件のウイルスがとうとう魚価にも影響を見せ始めたようで
(飲食店が閉業しているため。)
先週は1Kgあたり1,000円前後していた赤貝が、なんと690円まで下落。
これ、かなりヤバい。
少し獲ってもお金にならないなら、もっと多く獲るしかないと
考える漁師が増えるのは必定。
こうなってくると供給過多で魚価はもっと下がるし、
乱獲で魚はいなくなるしで良いことなんてひとつもない。
うーん、尋常ではない危機感!