電気工事を依頼される事が増えてきたので・・・

とうとうHIOKIの絶縁抵抗計を買ってしまった。

 

これは前職で使っていたモデルの後継機で―

決して安くはないが、これ1台で絶縁抵抗値の測定、電圧の測定、

導通試験ができる優れ物なのだ。(測れないのは電流値だけ。)

 

これさえあれば自信を持って―

いやさ、ふつーに腕に自信はある(強調)のだけれど、

さらなる自信を持って大抵の電気工事ができるようになる。

 

ふふふ。

これを所持している事の無敵感よ。

 

とかほくそ笑んでいたら

よくお世話になっている島の先輩漁師のやっさんから

 

「大雨で停電しての。

わしだけじゃなくて他のもんもみんな停電してるんだったら

我慢するかのーっと思っとったらウチだけだったいや。

1晩で2回もブレーカーが落ちるもんじゃけえ、

漏電とかそういうのだと思うんじゃけれど、お前見れるか?」

(このたどたどしい山口弁再現率よ!60%くらい?)

 

とのとってもタイムリーなお声が。

 

昨日

04:00 – 10:00

16:00 – 17:30

23:00 – 05:00

と働いて今日は休みになっていたので

お昼過ぎにやっさんちに行って問題に取り掛かる。

そして30分くらいで悪い回路を見つけたった。

やっぱり絶縁抵抗計は最高だぜ!

 

・・・

 

それにしてもやっさんちはスゴい。

古民家が多いこの島の中にあって

都会にあってもおかしくないようなモダンな佇まい。

(土地抜きにしても2,000万くらいはしそう。

そしてそれを土地込500万で買え!と迫られているサタケがいる。)

 

でもやっぱりそこは島の建物。

建てる時に不要と判断されたのか、チャイムというものが存在しない。

用がある時はふつーにドアをガチャ開けして、大声で名前を呼ぶのだ。

 

(サタケん家にはチャイムがあるのになぜか同じドアガチャシステムが

採用されている。ついでに郵便受けもスルーされて郵便物は

ドアガチャされた上に玄関の中に放り込まれる独自の―

ウカシマン・スタイルになっている。)

 

当然カギはかかっていない。

おそらく島じゃあ誰もカギをかけない。車も同様。

(車の場合はカギ刺しっぱなし。)

 

最初は防犯面とかどうなの?

とか勘繰っていたのだけれど

離島だし、島に入る手段も限られているしで心配要らないのかもしれん。

っという考えに落ち着き、今じゃあサタケも立派なノーガード戦法島民。

カギなんて(正確には移住して3日目には)もうかけなくなりました。ふへへ。

 

案外いいもんだぜ・・・?

 

戸締りとか何の心配もしないで―

カギも持たずにふらっと外に出かけられるのは。

家のカギとかどこいっちゃったんだろう。

都会のストレスフルな環境に身を置いていた自分からすると

これだけの事でもちょっとしたRelief。