かまゆでいわし

不漁につき一週間休んだ後。

今度は大漁過ぎて いりこ 加工場最大許容量の130%のイワシが獲れてしまう。

 

溢れたイワシはどうなるのか。

 

サウナかここは

通常、乾燥機にセットされて いりこ にされるはずのイワシは、

窯で茹でられた後上図のように加工場中央に放置され・・・

 

乾燥機で いりこ が出来上がり次第、(半日後)

順次乾燥機に入れられて いりこ にされていく。

 

いっぺん茹でた状態にしておけば、そう傷まないらしいが。果たして。

 

そして、それでも余ったイワシー

加工(茹でるの)が追いつかなくて鮮度が落ちたイワシは

下図のようにハネられる。

 

鮮度が落ちた状態で いりこ にしようとすると、腹が裂けた いりこ が出来上がる。

それはいわゆる二級品で値が落ちるので避けられるワケだ。

 

余ったイワシ

ハネられたイワシ。

最後どうなるかというと・・・

 

くそが

捨てられる。

 

これは沖で捨てる場合もあるし、

このように加工場で捨てられる場合もある。

 

逃がす。だが網の中でスシ詰め状態になっているので大体死んでいる)

 

無情。

みんな多分心の片隅でもったいないなーとは思っているんだろうけれど、

でもどうしようもない。

「じゃあこの量をお前、全部食べられるのかよ?ああん!?」

なんて言われたらぐうの音も出ない。

 

獲れすぎる漁はほんとに恐ろしい。

そして獲れすぎる漁で獲れた「未利用魚」ってのは大体こうなる。

食べて消費される未利用魚っておそらく全体の1割もいないだろう。

自分が知る限り、大体がこのように捨てられている。

 

自分は上画像のように、あなご籠漁の餌に再利用しようと5スチロール分、

確保して組合の冷凍庫に突っ込んでおいたが・・・

それでも捨てられる分の1割も取れなかった。

 

・・・

 

せんべいプレス機でも買って、

こいつらでなんかできんかな。