さて。

 

悪天やら祝日と市場の関係だとかで久しぶりに連休を満喫したった感。しかも3連休。

世間と違い自分は金、土、日が休みというパターンだったんだけれど。

 

まー それでもしっかり休めた。

休みとは言っても船のメンテナンスとかはしてたんだけれど

それでもしっかり休めた。

いや、休みって大事だな。心身ともに漲っている。

 

でだ。

 

底引き網漁。

操業可能期間は残り1ヵ月。

 

気合入れてくぞッッ!っとばかりに出漁して。

 

かなり調子が良かったんだけれど。

 

かぎ爪近影

かぎ爪をワイヤーで支えている赤丸の部分。(左は後ろの鳥居で隠れているけれど。)

 

小口拡大図

これは右側の拡大図。

この部分のワイヤーは又綱(またづな)と呼ばれていて

それがシャックルを媒介して爪に繋がる小口(こぐち)っていうのに繋がっている。

 

それがさー

右側はこの通り健康そのものなんだけれどさー

 

気付いたら左側が。

 

破断寸前

!!!

 

シャックルも小口も破断寸前だし!

なんだったら融合してんのか!?

ってなくらいお互いに噛み付き合ってるし!

写真には写ってないけれど、又綱も根本から解れて切れかかってるし!

 

調子がいい時に限ってこれだよ!

 

というか何故、昨日気が付かなかった自分。

船の燃料入れたりエンジンオイル足したり、冷却液足したり、

船の上で網縫ったりしてたのに!

 

くっ

 

シャックルと小口が融合(?)していなけりゃ

沖で、洋上で直せたのに!

(シャックルと又綱を新品にして小口をずらす)

 

こうやって丘に下ろすよ

という事で

このまま操業してても

不安で気が気じゃなくなって集中できないのは明々白々だったので

いっぺん帰港して、

船のトモ(後ろ)を波止につけ―

丘に爪を下ろして、丘から直してやった。

 

削れたシャックル

ほころび

ふい~ ヤバかったな。

ワイヤーの写真の撮り方がヘタクソ過ぎて(見返したら丁度裏側だったな~)

分かり辛くなっちゃったけれど、もうほんと千切れかけだった。

 

それにしてもちょうど満潮の時間に帰れて良かった。

瀬戸内海は潮汐による水位の差が激しいからなー。

 

まー、んで、再出撃して、赤貝の漁果は16.1Kg。

 

漁場への往復で1時間半、又綱の交換などで30分。

計2時間のロスがあってこの結果なら上々といったところか。

 

ぬーん。