先日バラした網の一反が50mと聞き絶望。

3月から取り扱う網の一反が90mと聞きさらに絶望。

その90mを10反組み合わせると聞いて絶望のどん底に落とされたサタケです。

ご機嫌いかがでしょうか。

 

今日はサタケがここんところ毎日エイを食べていると知ったお師匠から

憐憫の視線とともに今日の漁獲の中から鯛と魴鮄(ホウボウ)なる

お魚を頂いたのでこいつらを捌いてみようと思います。

なお、お師匠の母君からは「そんなに毎日エイを食べてるとエイになるよ!」と

冗談なのか叱責なのかよくわからないトーンでその事を注意(?)されたので

一応報告しておきます。

さて。鯛はともかくとしてホウボウ君。

 

サタケは生のものを初めて見た。

いや、水族館で見たことあるかもしれないけれど覚えがない。

とりあえず鰆・・・ ほどじゃあないけれどヌメヌメしている。

 ヒレはなんか蝶々みたいな感じでとっても鮮やか。

そしてそのヒレの下には昆虫みたいな足がついていて

正直とてもキモイ。なんだかとても変わっている。

でもwikipedia調べによると美味らしいので恐れずに挑戦だ!

うん。まだ下手くそなんだろうけれど、魚を捌くのも慣れてきた感がある。

カタチは違えど、どの魚も基本一緒だなー。

 

今日食べない身はジップロックで保存。

頭や中骨、尻尾、通称アラからはなんかいい出汁が出るらしいので

これもジップロックで保存。

 

次は鯛だ!

鯛は魚の中でも特に余すところなく楽しめる魚という事なので

全身鱗まみれの半魚人みたいになりながら丁寧に鱗取り。

頭も色々な料理に使えるという事なので内臓と一緒にエラも取っちゃう。

よっしゃ。

なんだかうまくできた。

 

ここで頭部を切り離す前にある事を思い出す。

 

天然のタイの口の中にはタイノエと呼ばれる

白いダンゴムシめいた寄生虫が住んでいる事があって・・・

その寄生虫がソフトシェルクラブめいた美味さを持っているらしいという事を。

 

そしてそのタイノエ、最初に鯛の口の中に入植したヤツがメスになって、

(それまで性別が無い。)2匹目に入ったヤツがオスになるという不思議生物。

くっそ面白いじゃないか。

3匹目が入ってきたら一体どうなってしまうんだろう。ドロドロか!?

 

死後硬直ですっかり硬くなっている口を包丁の背でこじ開けてみると・・・

いなかった~

なんかちょっと残念。

 頭は頭で後日出汁をとったりしたいので冷凍保存。

 

・・・なんか頭だけこうしてフリーザーパックに入れてみると急に

猟奇的な感じがぷんぷんし始めるね!

おっしゃ。

ここまできたら何時も通りだな!

他の魚と一緒だ!

熟練の刃で3枚に下ろしてやるぜッッ!

 

ぐちゃあ・・・

 

調子に乗ってすいませんでしたーーーーッッ!!

なんか中骨の際んトコが他の魚より硬くて上手くいかなかったんですゥゥゥ!

 

これはアレだね。

お師匠からさらに鯛を掠め取って練習しないといけないね。

個人的に他の魚と比べて格段に難しかった。

一度お師匠の母君に捌くのを教えてもらうのもありかもしらん。

なんにせよ要練習だ。

頑張ろう。

 

あ。

とりあえずお刺身で頂いてみましたが、両者ともとっても美味しかったです。

なんか久しぶりにエイ以外のタンパク質を採った気がする。