結局ダメだった。
前回、呉まで見に行ったネットローラーは。
何がダメって、ネットローラーの仕様に対して
自分の船についている油圧ポンプ(ギアポンプ式)が弱すぎて
回せる事は回せるけれど、最遅、最弱ということらしい。
それでもいいのか?
と思ったりしたけれど海が時化た時、どうなるかわかったもんじゃない。
風の強さに対してネットローラーが弱すぎて、網が巻けないなんてなったら最悪だ。
全部人力で上げるハメになる。
想像するだけで恐ろしい。全筋肉がバラバラになるぞ。
ならば、油圧ポンプを強力なヤツに換装したらいいじゃん。
とも思ったけれど、工賃込で50万円。
さらに換装したらしたらで、今度は強すぎて今船に装備している
小型のタイコローラーが使えなくなるそう。
(今はこれで流し刺し網を上げている。網の他にタコツボやあなご籠も繰れる。)
じゃ、じゃあネットローラー側のポンプを変えれないの!?
と鉄工所にダメ元で相談してみたけれど、「無理。」と一蹴されたった。
むー。
あっちが立てばこっちが立たず。
呉のネットローラーとは縁が無かったか。
ということで今度は伝手を頼って兵庫県は姫路のネットローラーを当たってみる。
お値段40万円。呉の2倍。
形、サイズ感はもうこれ以上ないくらいバッチリなんだけれど。
なんだけれど。
やっぱり作動形式が違うのだそう。
なんでー。
広島も兵庫県のあたりも海が深いからかな。
深海からでも網が上げられるようにパワーの強い仕様になっているようだ。
くっそう。
あっちが立てばこっちが立たず。
ネットローラーを探す旅は終わらない。