太陽よりも早く出勤し、
昼に仕事が終われば休みの日も
日が落ち暗くなるまで自分の桟橋を作る生活。
ダイジェスト。
穴あけ用に墨出しして。
インパクトドライバーにガイドアタッチメントを付けて穴あけして。
(これについては反省点がものすごくあるなー。まあ、それは完成してからで。)
組めるところを組んでいき。
下段が組み立て終わったので次は上段に突入。
ここでのMVPはイワシ網の親方から借りた油圧ジャッキ。超はかどる。
そして組みあがる上段。
角105mm米松三段重ねの設計。使用ボルトは溶解亜鉛メッキ。
ただし、三段ぶち抜きの場所だけステンレス製の全ねじを使用。
長尺の溶解亜鉛メッキボルトが生産終了してたのがその理由。斜陽業界!
そしてやっぱり油圧ジャッキがMVP。
組合のフォークリフトを借りて、組みあがった桟橋の下にフロートを入れていく。
(今回使用したのは#300のフロート16個と#400のフロート2個。
それぞれ270kgと400kgの浮力がある。)
とはいえ、輪木をフロートと地面の間に入れてその都度ロープで縛っていくので
ひとつ付けるのにもそれなりに時間がかかる。
1人だと尚更だ。
フロートの位置決めのためだけに
リフトに乗り降りしてあーでもない、こーでもないと頭を悩まなさなくてはならない。
また、ロープを縛ると簡単に言っても、
桟橋を海に浮かべた時にフロートがずれたりしないよう
バールやパイプを使ってテコの原理でロープをガチガチにキメていく必要があるのでこれまた大変。
普通に汗がダラダラ流れるくらいにはキツい。
しかも使用するロープが新品(KPの9mm)なので信じられないくらい伸びる。
(漁師用語では「ヌんだ」と言う。伸びた=ヌんだ。)
そんなこんなでここまで独りだったんだけれど、
ここで中古フロートを譲ってくださった超親切な大先輩様が助っ人に。
どんだけ固辞しても「いいから。」と手伝ってくださる。
思えばこの方は佐竹が島に来た時も引っ越し作業を手伝ってくださったし、
島で乗っている軽トラの燃料タンクに穴が開いた時も、タンクの手配から
その交換までやってくださった。
貴方が神か。
そして今日。
件の先輩漁師の援けもあり、ついに桟橋が形になってきた。
実際に浮かべるのはもうちょい先だとしても、
明日、天板にクギをもう少し打って、
(溶解亜鉛メッキのクギ。天板35mmに対してクギは100mm。)
防腐剤を追加で塗ってやれば桟橋自体は完成だ。
ぬっふふ。
実際に浮かべるのが楽しみだな。