我ら4人、生まれし日、時は違えども、筋トレする時は心を同じくして助け合い、バーベルに押し潰されんとする兄弟達を救わん。同年、同月、同日に生まれることを得ずとも、嗜むプロテインは違えども、通うジムは変われども、同年、同月、同日に筋トレせん事を願わん。– 出典:SPSマッスルブラザーズ 「プロテインの誓い」
前職、神奈川県で働いていた頃。サタケは当時の同僚・上司と「プロテインの誓い」を立てた「SPSマッスルブラザーズ」という、極めてストイックかつアルコール成分の高い集団(4人)に属しており、仕事帰りに夜な夜な、あるいは休日にも他のブラザーズにプレッシャーを与えるため、抜け駆けして週4回とかジムに通い筋トレに励むという生活を楽しんでいた。(過去形で書いたが抜けた覚えがないので現在進行形でまだその一員だ。)
故に、力仕事や筋肉的な意味でのタフネスにはちょっとばかりの自信があったのだけれど、今日、その薄っぺらい自信が砕かれたのでここにお知らせしたいと思います。
その自信を砕いたのは「ビシマ釣り」という漁法。
主な獲物はサワラとハマチで、漁船の左舷、右舷に推定5mほどの竿を一本ずつ出し、竿の先端、真ん中、そして根元からそれぞれビシマと呼ばれる重り付きの釣り糸を伸ばし、(先端にはルアーが付いている)それをトローリングして魚を釣る漁法だ。(天然のイワシの群れの中をトローリングする事で釣果を飛躍的に上げることが出来る。)
つまり同時に6つの仕掛けを船で引っ張って魚を獲る漁法なんだけれど、コイツが大変だった。
軽くて600g、重くて3kgある仕掛けを(獲物がいる水深に合わせて仕掛けごと重さを変える)船の進行方向、波に逆らって手で繰って上げるんだからキッツイのなんのって。おまけに獲物は2kg超はザラだし、生きてるから抵抗はするし。手袋はしてても濡れてるからちゃんと握力込めないと糸を繰ってもそのそばからどんどん出て行っちゃうし。ビシマは構造上凸凹してるから手は擦り下ろされちゃうし。
これを朝7時から15時まで。
うん!
お師匠は楽しいから/もう船に設置する場所がないからという理由でローラー(巻き取り機)を付けてないみたいだけれど、サタケが自分の漁船を手に入れたら絶対ローラーをつけてやるぞ!絶対にだ!!
指の筋肉と上腕三頭筋が嬉しい悲鳴を上げているような気がするけど、そんなん絶対気のせいだね!
え?
趣味(筋トレ)と実益を兼ねているからいいじゃんて?
アッハッハ。
いやいや、なに言ってんの。
ちょっと….
筋トレってジムでするもんであって漁船の上でするもんじゃあないでしょ。
ねえ?