クソカス伝票量産中。
基本的に漁種は ナガセ 。
先週は時化で2日ほど休んだ。
こんときはサワラが2本・・・@ ナガセ
これは3本だったかな。
これはサワラ2本。
手取り16,475円の伝票で実は2日分。
1日目 ナガセ で2日目は―
これは鉄工所に改修依頼を出していた竿受けが戻ってきたので
海の表層を狙った曳き釣り。ただし、荒天により午前のみ。
ナガセで獲れたサワラ2本と、釣りで釣ったサワラとサゴシは
パックを完全に別けていたのにも関わらず同じ値段で処理されている。
ふざけんなよ、網で獲れたボロボロのサワラと違って釣りのは
こんなに美しいのに。
パックに釣りと記載しなかったのが原因か?
でも見たら違いが分かるだろうが。
分かるだろうが・・・。
2日分。
1日目は午前中用事があったのでナガセのみ。サワラの漁獲量は2本。
2日は日の出前から釣り→沖で網を繰り返す→ ナガセ の強行軍で操業した日。
釣りは潜航板を使った曳き釣り。(狙いは水深20m程度。)
この海域ではサワラは本当にレアな存在になってしまった。
サワラは釣れずにヤズが10本確保できたのみ。
でも、そのヤズを確保できていたので水揚げ的には助かった。
2日でぎりぎり3万届かんくらいだったら、まあ・・・ という感じ。
なお 2日目に ナガセ で獲ったサワラは2本。 2日で合計4本。
釣りに出るために早起きして弁当を拵えたとこまでは良かったものの、
正直連日の水揚げの情けなさに落ち込んでいて足が動かなかった。 ナガセ のみ。
不運は重なるもんでこの日は想定と真逆に網が流れてしまい狙いを完全にハズしてしまった。
サワラは2本のみ。
しかもこの日は狙いどころか天気予報もハズれて大時化になった。
タダでさえ落ち込んでいた気分も最悪になり、
大波に煽られ網の上に尻もちをついたまま10分ほど座り込んでしまった。
大潮と大時化で網が激烈に重かったのでシャリバテだったのかもしれない。
辛ぇもんだ。大時化の中、全身の力を振り絞って何も居ない網を取り込み続けんのは。
終いにゃ1年の3/4もこんなつまんねー仕事すんのか?生きてる意味あんのか?
なんて痩せた考えが頭の中を駆け巡ってしまった。
いつもの2倍くらいの時間をかけてなんとか操業終了。
で。
時は追いついて昨日。
この島において何も指定しない、デフォルトでの出荷先は広島魚市場株式会社になるんだけれど・・・
港に流れる巷の噂で、出荷先を広水に指定すると
(出した事ないので知らないけれど、広島水産株式会社。たぶん。伝票に広水とデッカく書けばいいらしい。)
釣りのサワラがkgあたり2000円、サゴシでも700円から1,000円するという情報をキャッチ。
本気か!?
冬の、旬の、釣りの、大時化の時のサワラでも最高1,700円までしか付けて貰ったことねえぞ!
それが、まだ旬でもないのに2,000円・・・!
聞けば、ここら辺でサワラは全体的に獲れていないのにも関わらず安いのは
九州の ナガセ で大量に獲れているのが余ってこっちに流れてきているせいだとか。
なるほどなるほど。
釣りのには、ちょっと高級志向なのには需要があるって事だな。
やってやろうじゃないか。
サワラはレア過ぎて釣れなくても、
ナガセ の網目をすり抜ける程度のサゴシなら釣る自信があるぜ。
なんせ勉強、研究、
練習、道具を作る努力・・・ 試行錯誤を重ねてきたからなぁ~~!!
ということで、
日の出前から・・・
釣れなかったらイヤイヤ ナガセ に切り替えというスタンスで出漁。
水深1mから8m程度を流す道具を6丁引っ提げて
ナガセ のできない浅場で曳き釣りだ。
結果は~
おっしゃああ!!
途中、釣り関係で改修を依頼したいことがあって
1時間あまり鉄工所に入るも。
おはようからおそようまで釣りをして
サゴシ37本(38kg程度)とヤズ1本。
これが・・・ これでKgあたり最低でも500円してくれたなら。
サワラが混じらなかったのがちょっと残念だけれども。
これなら全然やれる。
何より、物凄く楽しい。
ただの運ゲーの ナガセ と違い、試行錯誤する余地があるのが物凄く楽しいんだ。
この日は6本ほどバラした。もしかしたらその中にサワラも居たかもしれない。
その6本をバラさぬためにはどうしたら良かったのか。
もっと弓角(疑似餌)を魅力的に見せるには?
クラゲがスイベル部分につくと弓角が回転しなくなって喰わなくなる。
もっと定期的に道具を上げて点検しないとな。
考えるのが楽しい。
まだまだ上達できる。
まだまだ釣れるようになる。
ワクワクしてくるぜ。
やっぱ、こうでなくてはな。
こうでなくてはッ!
あとは巷の情報に踊らされていない事を祈るばかりだ。