船体と梶を縫い付けるパーツ、いわゆる梶床というものが
海水に浸かる場所にもかかわらず、鉄で出来ていた時点でもとより時間の問題だと覚悟していたが。
ついにきた。
バキッという歪な音と共に。
鉄パーツが完全に朽ちて砕けて
4か所のボルト留めが完全に意味をなさなくなってしまった。
すっげー、梶を切るたびに梶が枠の中で暴れ狂っとる。
船体と擦れてギギギと鳴るし。
エンジンルームの中からもベルトがひっきりなしに鳴いている音がする。
相当な無理がかかっているのだろう。
あー。
最悪だな。
調子が上がって来るといつもコレだ。いつも船に足を引っ張られる。
頼むよ。ついてきてくれよ。
また鉄工所行きじゃないか。
まあ、梶が海ン中に落下しなかっただけラッキーだな。
一応自走できるから鉄工所にも自力で行ける。
船を上架してもらってビックリ。
こんなにも梶が落ちていた。
テーラーと梶を溶接してあったからこれ以上落ちなかっただけで。
このまま無理させていたら溶接部分が折れて落ちていたのは間違いない。
セーフセーフ。
でも、修理費30万で工期が1週間ときたもんだ。
アウトアウト。
くっそが~~!
お金を取られたあげく、強制休みとは。
本当にやりがいがない。
いくら頑張っても修理修理でお金をボロ船に吸われてしまう。
せめて、せめて気に入ったカタチの船体だったら修理費、改造費諸々だしても全然惜しくないのだが。
これでは。
もう正直なところ、予算2,000 ~ 3,000万くらいで新造するか、
もしくは同程度の予算で高年式の中古船を買おうと真剣に考えている。
(ネットローラーも新造して予算に加えてもらう企て)
新造でも中古船でも、今の船のリースが終われば
半額補助がおりるので正直そんなに難しい話でもない。
リース期間を設けなければニューフィッシャーの補助が受けられないということで
適当に5年でリースを組んじまったんだけれど、それが今になって悔やまれる。
くそ・・・ 繰り上げ返済とかできないのかな。
週明け漁協に相談してみよう。
やりきれんぜ。