大漁だった時の流し刺し網(操業2回目)の伝票。
一晩で手取り18万円。
そりゃーみんなやるよね。って感じだ。
そんで今日。操業4回目。
またまた大漁。
いいイワシの群れを見つけたのでそれについている魚たちを獲りにいったカタチ。
内訳はサワラが30本、スズキが124本。
うーん。
儲かるのはいいけれど、
個人的に突き詰めたい漁師のスタイルとは真逆の方向に進んでいるので
ちょっと複雑な心境だ。
ところで普段と出荷している場所が違うのは
いつも出荷している集落で
とんでもない大事故が発生したせい。
大量の油が海面に流出したせいで運搬船が入れなくなってしまったのだ。
(海水をポンプでイケマに循環させて魚を活かすのだが、
こんなところに入ったら油で魚が死んでしまう。)
どうしたらこんなところで船が転覆するんだよ!?
答えは単純。
老齢の漁師が操作ミスで車を船の上に落としたせいで
船がくるんとひっくり帰ったらしい。
幸い怪我人は一切でなかったんだけれど・・・
これは考えさせられるなあ。
事故を起こした本人は80才で未だに一人で漁に出るような
生涯現役を地で行ってるような人。
でも、人間だれしも衰えるわけで。
こういった事故も起こしてしまう。
定年がない職業だからこそ、
引き際は自分でしっかりと見極めなきゃいけないな。
留意しておこう。