よっしゃ。

 

今日は底引き網漁装備のお片付けだ。

 

朝の10時半に潮が満ちるのを確認していたので

それに合わせて船を波止場にトモ(後ろ)付けする。

 

この時ギアを後ろに入れ続けておくことで船は岸壁に固定される。

(一応横波、横風に備えてロープも取るけれど。)

スロットルは絞っていても大丈夫。

オートマチック車でいうところのクリープ現象が働くのだ。

 

後ろ付け&フォークリフト

運んじゃいましょう

 

で、漁港のフォークリフトを借りて―

袋ごと爪を運んじゃいましょうねー

 

はしっこに置いときましょう。

 

そんで人の邪魔にならないところに置いときましょうねー

 

袋は天日干しした後、暇な時を見計らって細かいゴミを取り除く。

掃除が終わったら今期お世話になったこの網は予備品として倉庫に保管しておくつもり。

来期は新しい網を自作しちゃうぞ☆

 

よし。

次はワイヤーを片付けよう。

諸先輩方は同じワイヤーを2シーズン使うらしい。

ちょっとくたびれてきたら前後を入れ替えるみたい。

 

ワイヤーを引っ張れ。ローラーが硬い。

 

だが、自分は1シーズンで変えることにした。

というのも、やっぱりド下手クソ、知識ほぼゼロのスタートだったからか

ワイヤー君にはかなり無理をさせていたみたい。

使っていたEND側はほつれて剣がでている場所がいくつもあるし、

最初にローラーに巻き付けた時も下手クソ過ぎたようで異常に捻じれて

変なクセがついているところがいくつもある。

 

こりゃー STARTとEND入れ替えたとしても次シーズン使うのは怖いぜ。

自分が道具を失うだけならいいが、他の人に迷惑をかけるのは頂けない。

(海に爪を落としたら、爪で引っかけて捜索してもらう必要性がでてくる。でないと網代が潰れる。)

 

で、1シーズンでボロボロになったワイヤーを軽トラに積んでいたんだけれど・・・

これ、どうやって捨てたらいいんだろう。

 

粗大ごみにも出せない。

離島だからなあ、クズ鉄屋さんに持ち込むにも大変な手間がかかる。

来てもらうのなんか不可能に近い。

 

その辺を通りかかった70代と60代の大先輩方にどうやって処分したらいいのか聞いてみる。

 

「海にやり込むんよのぅ!ワシらあ昔からそうしとる!!磯の上にやり込めブチ込め!」

「海がイヤならそこらの山に投げ捨てぇ!崖の上から捨てれば誰にも分からんけえ!」

 

 

まさかの不法投棄ッッ!!

海上保安庁さん、こちらです!

 

 

いや、論外だろ・・・

 

彼らの言い分によると金属にはコチやメバルが好んで付くらしいので

悪い事じゃあないらしいのだが。

 

うん。

 

しばらく軽トラに乗せておこう。

解決方法が見つかるまで。

 

いやいや、あんな口を揃えて力強く不法投棄を勧められるだなんて夢にも思わなかった。

思わず怯んでしまった。

 

朝の気温に合わせた服装だったせいもあるけれど

全身汗だくになるほど大変だったがワイヤーは下ろし終わった。

 

ナンバ達

 

最後はナンバ(滑車)類だ。

こいつらも基本消耗品だが、非常に高価(ひとつ2万円)なので

できるだけ大事に使いたい。

ダメになったら真ん中の回る場所がひび割れてくるらしい。

佐竹のナンバはまだ大丈夫。

(真ん中の回る場所、および中のベアリングは取り寄せる事ができるみたい。

DIYで修理すればお安く上がるそうな。)

 

あぶらあぶら

 

油づけ

 

酸化してダメにならないように重油につけて終了ー!

サラダ油でもなんでもいいみたいだけれど、

最も簡単に手に入るのが重油だったので重油を選択した。

 

 

よし。

 

次シーズンもよろしく我が道具たち。