通常のイワシを弾くほどの細かい目合いにぶっ刺さってくるほどの

イワシの稚魚、シラスが獲れる。

(シラスは本来多種多様な魚の稚魚をひっくるめた総称。)

 

イワシ網の仕事終了時に

網を解放した状態で船を漕いで(網を海中で引きずって)

網を掃除するんだけれど・・・

(掃除しないと翌日の網に残ったイワシが乗ってしまう。

それらはミゴと呼ばれ、 いりこ の価値を下げる要素になってしまう。)

 

こうなってくるとシラスは頑固に網の目に残り続けてしまう。

じゃあ、手で全部ちまちま取るのかなーと思いきや、なんと大胆。

 

これらは放置で、網の上にカバーを敷いて太陽熱で「蒸す」のだそう。

そうするとこれらのイワシは溶けて翌日の網には乗らないそうな。

 

なんというかこういった事、「食べ物」になる以前の段階で

大量に廃棄される魚に不快感、罪悪感を覚えつつも見慣れてきたつもりだったけれど・・・

 

そうか、溶けるんだな。

 

これはちょっと衝撃的だったな。