さーて。
昨日は流し刺し網漁から帰ったのが03:00。
風呂に入ったりなんやらかんやらして布団に入ったのが04:00。
そして09:30に起きて10:00にイワシ網の加工場にGO!
イワシ網漁解禁日という事で
12時くらいから豊漁祈願を口実にで一杯飲むという事だけ聞いてたんだけれど、
実際にイワシ網の加工場が稼働しているところを見たかったので
手伝いも兼ねてちょっと早く出陣。
OH!
丁度獲れたてのイワシが「す」に乗せられて
釜で茹でられて出てきたところにエンカウント!
良い匂いがするぞ~!
イワシと一緒に茹でられたチリメンモンスター※1的なイカを
つまみ食いさせてもらいつつ、ひと声かけてテゴ※2に入る。
※1:略してチリモン。ちりめんじゃこやしらすの中に入っている、
カニ、タコ、イカ、クラゲなどを指す若者言葉。
※2:手伝いの方言。
その茹でられたイワシが乗った「す」の塊をカートに乗せて
(カートには「す」が15枚×3列、乾燥機によっては15枚から4列くらい乗る。
つまり45枚から60枚乗るってことだね。)
留め金を使って乾燥機と物理的に接続する。
補足すると画像内、奥側の赤色に塗られたものが乾燥機。
それが熱風を手前側のイワシ満載カートに送り、
いりこ(煮干し)を一網打尽感覚で完成させる。
この日は1号機にカートを10台、2号機に11台、3号機に8台、
4号機に10台、5号機に10台を接続。
巨大ドライヤー的な役割を果たす乾燥機によって7時間ほどかけて
いりこ(煮干し)を完成させる。
段ボール詰めされて商品化されるのは明日の朝なワケだけれど
今日の仕事はこれで終わり。
そして豊漁祈願の飲み会スタート!ヒャッハー!
(でも儀式的な要素は一切ない。ただの飲み会やん!)
イワシの他に網にのったスズキのお刺身や、
この日のために用意された焼肉に舌鼓を打ちつつ、
初めてお会いする人達もいたので自己紹介しつつ歓談する。
毎年イワシ網漁の時期になると、本土側から浮島に通って働きにくる
人達もいるという事で、初見の人も結構いるのだ。
そして酔い覚ましに加工場の外の海際に出て驚愕。
ええっ!
なんか未利用のイワシがめっちゃ沈んでる!
(銀色になっているのは全部イワシ)
イワシ網漁で獲られたイワシは、極太のホースを使って
漁船から加工場に吸い出されるんだけれど、
それから漏れちゃったイワシがこうして海底に沈んじゃうらしい。
えー・・・ なんか勿体ないな。
巷で言うフードロスだとかそんな事言う以前のポイントで
ロスが発生しとるやん。
正直、これを使って何かできそうな気がする。
なんなら他の漁のエサにしても良いワケだし。
ん???
イワシの周り、沖側にいる黒い影、全部チヌ(黒鯛)じゃん!!
なんて数だ!!(毎度写真が下手くそで笑う。)
やっぱりエサになるやんけ!
よーし。
もうちょっと水温が上がってきたら、銛持ってきてみようかな。
どこに打ってもチヌに当たりそうだ。