はい。参加してきました。

「令和元年度 研修生の集い及び経営基礎研修会」。

経営基礎研修会の他に船のエンジンのメンテナンス講習もあったので

学校の教室のような場所でやるのかな?と想像し、

誰よりも早く入室し、最前列の席を確保してやるぞっ!っと

息巻いていたのですが・・・

 

実際は上画像のような結構式会場配列で

座る場所も予め決まっていたので拍子抜け。(赤丸がサタケの位置)

そうだった。ここ、山口グランドホテルだったわ。

 

で、肝心の研修会なんだけれど、正直な話、

いや、会場で配られたアンケートにも書いたんだけれど

上質なパンフレット、もしくは参考書みたいなのを配ってくれればそれで

十分な内容だった。

 

というのも

会場ではこういった教材を配られたんだけれど・・・

 

実際に講義を行ってくれた中国税理士会の方もヤンマーの方も

これらの教材をボソボソと読み上げるだけで、

+アルファの情報が何もなかったから。

 

エンジンのメンテナンスの方はまだいい。

教材が写真つきで丁寧に作られていてすごく分かりやすい。

素人でも分かる用に書かれている。

ひょっとしたら一生モノの手引書になるかもしれない。

 

ただし確定申告説明会資料、テメーはダメだ。

 

パワポの資料を印刷しただけで「青色申告特別控除」なんて

説明をスッ飛ばした専門用語を並べられても

「なにひとつ分からない。という事が分かる」だけで

必要な知識は身につかない。

 

まあ、なんだ。

教材を読み上げるだけの講習は

真の意味で講習とは言わないし、時間の無駄というような辛口の内容を

(繰り返しになるけれど)サタケはアンケート欄に書いて提出してしまった。

 

仕方ないね。事実だし。

でもこんだけ山口県にしてもらっているんだから

こちらも誠心誠意まじめな態度で臨まないと失礼ってなもんだろう。

サタケの辛口コメントを次回以降の研修会に活かしてくれる事を説に望みます。

 

だけど、その講習の後に行われた先輩就業者及び研修が始まって1年を

経過した先輩研修生、サタケと同時期に研修がスタートした、

いわゆる同期の仲間たちとの意見交換会は非常に有意義だった。

 

サタケはご存じの通り日本海側と瀬戸内海側とで比較検討し、

その上で瀬戸内海側で漁師としてやっていく事を決めたのだけれど

それでも、移住後でも常に念頭にあったのは「日本海側」の事。

 

本当に瀬戸内海側で良かったのか。

日本海側の開けている海の方が資源的な意味で魚も多かったんじゃないか。

魚を市場に卸すにしても価格も日本海側の方が圧倒的に上だったんじゃないか。

本当に浮島で良かったのか。

 

隣の芝は青く見えるじゃあないけれど、

そういった今さら悔やんでも悔やみきれなさそうな事が

頭の中にずぅーっとあったのだけれど、この意見交換会で全て解消された。

 

サタケのいたテーブルには山口県の日本海側で一番熱いとされる(サタケ基準)

豊浦統括支店の同志が2人もいたので色々リアルな話を聞くことができた。

 

分かったのは決して日本海側も楽ではないという事。

 

今まで通年イカの一本釣りで生計を立てれていたのに、

記録的な不良でここ2年ばかりイカが釣れないという状況であるという事。

ならば魚を釣ろうと青物釣りにシフトしてもそれすらも釣れないという事。

それ故に採介藻(素潜りでウニやサザエ、海藻なんかを獲る漁)がメインの

売り上げソースになっているのだけれど、周防大島や浮島と違って

冬でもウェットスーツは禁止だし、夜の素潜りも禁止されているという事。

(夜はサザエやアワビが岩の上に出てくるので獲り放題になる。)

サワラなどの瀬戸内海でも獲れる魚の日本海側の魚価を聞いてみても

変わらないという事。

それでもイカでも1箱釣れれば獲れない分、高い値段がついてそれだけで

十分なしのぎになるという事。(瀬戸内海の太刀魚に似てる。)

日本海側の方がサカナが大きく、ブリが上がっても瀬戸内海は

よくて1匹5kgとかだが、日本海側は1匹で10kgを超える大物がザラという事。

 

日本海側が羨ましいところもあれば、

瀬戸内海側で良かったって思うところもある。

 

まあ、なんにせよかなり突っ込んだ質問ができて

& 相手もそれに快く答えてくれたおかげで、サタケの中で

「結局どこを選んでも本人のやる気とやり方次第。」

ということで結論が出せた。

 

もう迷いはない。

瀬戸内海側で、浮島でこれからもがんばっていこう!

 

あ、それと終始サタケが質問しっぱなしだったせいで班代表として

最後に全参加者を相手にスピーチをする事になったのは

また別の話という事で一つよろしく・・・