結局台風14号はどうという事もなかった。
島全体で被害は窓ガラス1枚&先日の船くらい。
だが、島の沿岸部と
島を取り囲む海に押し寄せてきた
デブリ的なゴミたちは尋常ではない事に。
何が尋常じゃあないのかってその量。
通常の台風の時のそれと比べると3倍くらいは違う。
ちょっと前に沖縄に押し寄せてきた軽石と違い、
船の機械部分に入り込んで悪さをするという事はないが
これらの中に潜む極太の木。これが怖い。
知らずに or 気付かず船を走らせようものなら
プロペラひん曲げ修理費ウン万円。
ソナープローブに当てようものならそれも修理費ウン万円。
ろくなことがない。
まあ、それはともかく。
今日の本題。
今、佐竹が住んでいるところから歩いて5分くらいのところにある
浮島でも1、2を争うレベルのポツンと1軒家。
元々とある老夫婦が家の周りで畑をやりながら住んでいたのだが、
まあ、旦那さんが亡くなったり。そういう下りがあって今は空き家。
で、昨日、佐竹に
「この家を土地ごとタダでいいから貰ってくれないか。」
という連絡があったワケだ。
え?
タダ!?
マジで!?
という事で今日。
仕事終わりにちょっと件の家を覗いてきたので・・・
今日はそのレポート。
頂くか否か。
返事をする前に、どんな状況かくらいは確認しておきたい。
(もちろん中に入る許可は得ている。)
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まずはアプローチ。
ちゃんと舗装されている。
さすがに1年放置されていると草や枯れ葉がすごいな。
そして外観。
・・・
ポツンと一軒家と言ったが、
ちょっと、いや、かなりデカいぞ!
2度ほど、区費を払いに来た事はあるが、
こんなにデカかったっけ。
母屋、2階のある離れ、納屋と
建物が3つに分かれているイメージだ。
ええ~ 1人で管理するにはデカ過ぎるんちゃうか~。
ちなみに固定資産税が年間5万円程度かかるそうな。
今、佐竹の住んでいる家の家賃は年間12万円。
半額以下か~。
正面向かって右手に広がっていた畑は
もう見る影もない。雑草が生い茂っている。
よし。
まずは納屋を確認だ。
うほー 道具がそのまま、ある程度整理されて入っている。
まだまだ使えるであろうアイテムも散見される。
中には・・・ 朽ちているけれど漁具もあるな。
昔は漁師もしていたんだろな。
よし。
次は離れだ。
どうも1階は倉庫になっているらしい。
爆音機とな。
なんだこれはとググって納得。
(アンテナは辛うじて1本立っていた。)
そうか。
鳥獣を追い払う音を出す機械なのか。
ここらもそうだが、田舎の早朝に鳴り響く銃声のような炸裂音は
コイツによるものだったんだな。
うーん。
なんもかんもそのまんまだ。
一体何が入っているんだろう。
埃まみれで触りたくない。
2階へ。
2階は居住スペースのようだ。
部屋が3つとトイレが1つ。
トイレは同離れ1階にも1つあった。
もうこれだけで1人では持て余す。
OH・・・
OH・・・
OH・・・
ひゃ~
マジでそのまんまなんだな。
なんたってトイレにかけていたタオルまでもがそのまんま。
思う事は色々あるが、
そのまま母屋に。
玄関。
結構スッキリ。
玄関左、和室。
仏壇はあるけれど、位牌みたいなコアなものはない。
ガワだけ。
仏壇右の戸棚の中。
衣服がギッシリ。
和室の隣の和室。
廊下挟んで向かいの和室。
生活感がすげえ。
そんで便所。
本物件3つ目の便所。
たぶん、メイン便所。
住むとしてどうする?
3つの便所を1人でどう使い分ける?
思考を巡らせるが答えは出ない。
掃除が大変なだけだ。
キッチン。
写真には写っていないが、
カップボードには1人じゃ人生が10回あっても
使いきれないくらいの食器が敷き詰められている。
風呂場。
とりあえず・・・
今住んでいるところとは違って、お湯を出すのに灯油は必要なさそう。
そんでこれらの部屋を
間取り図(適当)に起こすとこんなイメージ。
いや~
どうするかねえ?
ありとあらゆる物が置きっぱなしなのが最大のネックだな~。
必要だからあった物なんだろうけれど
佐竹にとっては納屋にあった道具以外、全てがゴミだ。
家具も食器もなんも要らねえ。
でも、そのゴミさえ全て処分できたなら。
離島だから、そのゴミの処分が大変なんだけれど・・・
みんな自分の土地(山なんかに)不法投棄しているけれど。
もしその問題さえ片付いたなら。
趣味にできるレベルでセルフリノベーションが楽しめそう。
和室全部の壁をぶち抜いて1つにしたり、
離れをワークベンチのある工作部屋にしたり・・・
いや、ガレージもいいななんて。想像するだけで楽しい。
でも、たぶん・・・
自分が理想とする形にもっていくには300万はかかるだろうな。
うん。
病気以外で貰えるものなら
なんでも貰う主義の佐竹だが。
もうちょっと悩むとするか。