船は直った。
直り過ぎるくらい直って正直戸惑っている。
何がって、梶を外した段階で発覚したらしいのだけれど
梶そのものがかなり歪んでいたらしい。
(最初からか?磯に突っ込んだりとか事故してないのに。)
前回
こんな写真を撮るくらい梶に近づいていたのに
一切気が付かなかった。
当然その歪みも直してもらったんだけれど・・・
正直、感動したね。
初めて、船が真っすぐ走った事に感動した。
今までオートパイロットを入れていても船が左に左に逸れて色々難しかったんだけど、
今ではそれが嘘のよう。
船の癖という事で納得していた/させられていた問題がひょんな事から解決した。ラッキー。
梶の効きもすごくよくなった。桟橋に留めるのも、港の中での微細な操作も非常にやりやすい。
今までとんでもないハンディキャップを背負っていたのだな。
フフフ。
これなら、さらに釣れるようになるぜ。
なんせ、最小回転半径が短くなったんだからな!
イワシの群れに引っ付いていられる時間が伸びるワケだ。
が。
船を修理に出している間に
良質の釣りポイントはイワシの群れと共に霧散してしまった。
こうなったら次のイワシの群れが―
流し刺し網漁のできないポイントに発生するまでは自分も流し刺し網漁をするしかない。
オマケに線状降水帯とやらのせいで港内も海もドロドロだ。
(幸い事故や土砂崩れなんかの災害もなかった。)
釣れたところでこれじゃあ魚を活かしてはおけないだろう。
で、しょうがなしに流し刺し網漁に出漁。
正直、ドロドロの海の上を航行するのには抵抗がある。
ドロドロがエンジン内を循環するワケだからな。
でも、休み続けるワケにもいかないし。
エンジンの命を削って出漁だ。あと3年!もってくれよ!
最近の流し刺し網漁はとっても渋い。
この近海では乱獲の影響かなんか知らないけれどサワラが激減しているっぽくて
フルの11反で操業している人らでも毎晩0本~5本程度しか獲れないらしい。
希少種になっているせいか、網で獲れたものにkgあたり1,500円の高値がついているが
それでも季節的に4本取らなきゃ10kgに至らないレベルなのでなかなか難しい。
これじゃあ赤字だと嘆く人も多く、漁に出ない人もちらほら出てきている。
その中で自分は6反にも関わらず、健闘している方なのか
復帰してから
1日目:11本
2日目:10本
3日目:7本
4日目:3本
5日目:2本
6日目:1本
7日目:9本
8日目:8本
9日目:8本
10日目:8本
と平均よりやや上の悪くないスコアをマークしている。
8本獲れれば20kgになって3万円の売り上げになる。悪くない。
しかし、難しいな。
誰もやってないような遠くまで行って
執拗にイワシの群れを探して操業しているからこその安定スコアなんだろうけれど
それでも全然獲れなくなっている。
単純に時期的なことでイワシに付いてないだけなのか。
それとも本当に獲られ尽くしているからなのか。
新しい群れが海域に入ってこない限り、厳しい状況は続きそうだ。
そんな近況。