昨日の今日で件のマスクが届いた。
一体なんなのだ。もう。
NHKの集金も、煩わしい店舗のチラシも全く届かない
こんな地の果てにもちゃんと来るんだなあ。
というかアベノマスクって実在していたんだなあ。
それはさておき今日の仕事。
04:30開始で、いつもの如くお師匠について
サワラの1本釣り漁に出ていたのだが
イワシ網の影響なのか3時間経っても1本しか釣れず。
そんなところに
「イワシ網がサワラを100本獲ったらしいぞ。」
なーんて無線が入ったもんだから
お師匠のハートが軽く砕けちゃったので本日の仕事は08:00で終了。
今は研修生の身分だからどんだけ獲れなくても他人事で片付いてはいるけれど、
独立したら相当上手く立ち回らなーまずいな・・・
なんて思いつつ今日はサタケの住んでる浮島を探検してみる事にしてみた。
いや、正しくは浮島の北部についてる頭島(かしらじま)だ。
浮島とは橋で繋がっている無人島で
昔は主にミカン畑とかで使われていたらしい。
今も畑を作っている人が居るみたいだが、基本的には無人島である。
なんでそんなところを探検しにいくのかと言えば
サタケには「人里離れた場所で隠者のように暮らしたい」という
ド・陰キャというかド・陰者願望があるからに他ならない。
良い場所を見つけて、格安で土地を譲って貰えたら―
そこを開墾(趣味)しながら住んでみたいと本気で考えているのだ。
高校生の時は「やりたい事をする自由がない」と思っていた。
大学生の時は「やりたい事をするお金がない」と思っていた。
社会人になってからは「やりたい事をする時間がない」と思っていた。
そして自分より年上の人達は「やりたい事をする元気がない」と言っていた。
やりたい事もやらずにただ老いて死んでいくのか?
そんなのはイヤだね。
一度きりの人生だ。自由に生きよう。
そう思って漁師の世界に飛び込んだのだ。
ここまできたら皿まで喰うのみ。
これ以上、何も後悔しないように生き抜くのみ!
これは頭島の航空写真図なのだが、目指すはこれのABCの砂浜に面した土地。
お師匠曰く、このABC、いずれかの砂浜に面した土地を譲ってくれそうな人が
いるという事なのだ。(どれかは聞いてみなければ分からないとのこと。)
フフフ。
もし狙い通り開墾できればプライベートビーチも夢ではない。
草刈りは近所の無人島から掻っ攫ってくる予定の野生のヤギに任せ、
自分は沈む夕日を眺めながらウッドデッキでふんぞり返って酒を飲むのだ。
よし。
頭島は実際どんなところなのか、開拓難易度は如何ほどなのか、
これを機にリサーチだ!
いざ!
軽トラを駆って、トトロでも出そうな鬱蒼とした道を行く。
来ないだろうけれど、もし対向車きたらイヤだな~
避けるスペースが一切無いじゃ~ん。
一応舗装されてんだな~
電線も来てるんだな~(電気が引けるんだな~。)
でも水道が来てないんだな~ (井戸掘りも楽しそうだな。
トイレはバイオトイレがあるしなんとかなる。でも生活排水は?)
色々な事を考えながら道を行く。
ふと木々の切れ目から海が見えると気持ちがいい。
住むなら絶対に景色が良いところだな。
砂浜に降りる道は明らかにこれだなー。
でもものすっごい手が入っているように見える。
ちょっと偵察してみたけれど、私有地感半端ない。
先にある畑もものすごい整備されている。
ここに無断で入ったのがバレようものならこれ、
問答無用でムラハチにされるヤツなんじゃないの?
正直な話、罪悪感が勝ってこれ以上先には行けなかった。
そもそも頭島、それに面した浮島の樽見港ですらアウェー感半端ないのだ。
今度入ってもいいのかお師匠に聞いてみよう。
でも色々収穫はあった。
電気水道などのライフラインの事だとか
良い感じの空き地だとか。
うん。
ちょっとこの調子で島をちょこちょこ探検して
良い場所を探そうっと。