それは昨晩の事・・・
寝返りを打った瞬間、股間のあたりに
何やら「キチキチ」っとした感触・違和感を覚えて飛び起きる。
やべえ股間のあたりに、
しかも短パンの中になんかいるッ!
光の速さで短パンを膝まで下ろしつつ、
天井のペンダントライトを操作して明かりをつける。
そして目に入ってきた光景が衝撃的すぎて思わず卒倒しかけた。
ムカデが!
ムカデが今まさに太腿を伝ってパンツの中に侵入せんとしている!!
半狂乱になりながら、
カツアゲにあった学生の如く
小刻みにジャンプを繰り返してムカデを床に落としつつ、
例の殺虫セット を手繰り寄せ、ムカデを処理・・・!
あっぶねー!
またしても夜寝ている時にムカデに体を這われたが、どこも―
特にチ○コを咬まれなくて良かった。まだ使い道あるかもしれないし。
そんなところに毒を流されたらタダじゃあ済まなかっただろう。
いや、本当に咬まれなくて良かった。
不幸中の幸いってヤツだ。
いやー、しかし・・・
布団の中ですら許せんのに、今度は魂の最終防衛ラインたる
パンツの中にまで侵入しようとしてくるとは・・・!
ヤツらに体を這われるのは単純に不快だし、
何より大事な大事な睡眠を妨害してくる
このムカデとかいう生き物とは絶対に相容れる事ができない。
ムカデは田舎暮らし最大の敵だという事がよく分かった。
というワケで毒餌剤と忌避剤を
仕事終わりに定期船を使って買いに行ってきた。
寝不足で苦しんだ仕事終わりに怒りの形相で買ってきた。
絶対に許さんぞ虫ケラども!
おそらくヤツらの侵入経路はココだろう。
家の周りに4つある床下の通気口だ。
ここに出入りするフナムシを目当てに侵入して、
和室の畳の下から這い上がって来ているのだと思う。
(畳の下には板が張ってあり、その下は通気口から繋がる空間になっている。)
ここを忌避剤で封鎖しつつ、毒餌剤でその命すら狙ってやる。
守りだけではない、攻めのスタイルも織り交ぜた徹底抗戦の構えだ。
しかし、まだ足りない。
蚊帳だ。蚊帳を買おう。
『となりのトトロ』のあのシーン
でしか見たことがないが、
下まで覆われるような蚊帳があれば
どこからムカデが来ても身を― 睡眠を守れるだろう。
おおー!
めっちゃ種類あるやん。
みんなムカデに悩まされているんだなあ。
安いのは2,000円代、高いのは50,000円を超えるのまである。
5,000円くらいでいいのを探そうっと。
ああ、これがあればきっと警戒モードを解いて
心の底から安眠できるに違いない。
楽しみだな。