なんだこの焦燥感は。
生活には余裕がある。
別に焦る必要もない。
だが、19日から、
底引き漁が終わってから、
1円も稼いでいない、否、稼げていない
という事実がオレを確実に焦らせるッ!
いかんな。
底引き網漁用の爪を丘に下ろして
久々にウカシマン・ギロチン・スタイルから解放されてやりやすくなったってのもあり、
連日ヒラメトローリングを練習してたんだけれど、うんともすんとも言わない。
いや、「うん」とは言ったか。
底物のヒラメを狙っているはずなのに、
何をどう間違えたのか分からんけれどハマチが釣れたってのは1回あった。
でもたったの1回だ。
数が揃わなければ売値を手数料が上回って赤字になってしまう。
ヒラメ、一筋縄ではいかないな。
針が時折海底を擦るほどギリギリを攻めれているんだけれど、それでもダメだ、
底引き網漁でヒラメを漁獲した場所を念入りに、
順繰りに回ってみちゃいるんだけれど手応えなし。
ならば仕掛けか。
アピール力が足りないのかもしれない。
潜航板から針までの距離が長すぎる?
潜航板のアクションが針に到達するまでに減衰しきっているのかもしれない。
もしくは船足が遅すぎるか早すぎる?
(2ノット前後で曳いている。おかげで燃料代はかからない。)
思い当たる節は色々あるが・・・
いずれにせよ
もっともっと、もっともっと練習しなけりゃモノにできないのだろう。
根気よく練習あるのみ・・・ なのだが!
底引き漁が終わってから、
1円も稼いでいない、否、稼げていないという事実が(以下略
だとするとサワラ釣りか?
浮島の流し刺し網勢はたまーに1晩でt単位のサワラを漁獲しているようだし、
サワラは居る事は居るはずだ。釣れる事もあるだろ?
とも一瞬思ったが、
どうやらそれも芳しくないようだ。
年中サワラを狙っている岩国勢が連日釣りに出ているのだけれど
釣れてサワラが1本だとかそんなもんらしい。
(連日無線で情報を聞いている。)
浮島の、サワラをメインで狙う流し刺し網勢の話を聞いてみて、さらに釣れる気がしなくなった。
1Kmあまりの網を流してサワラが10本かかるかどうからしい。
時折tクラスの大当たりを決める漁師が出るが、そういうのがあると
しばらくの間、新しい群れが(広島湾に)入ってくるまで獲れない期間が続くそうな。
まあ、そりゃーそうだよな。10杯あまりの船が、
それぞれ1km近い網を流して湾を封鎖してるんだから。
単純に資源は枯渇するだろう。
・・
1Kmの網、面積で言うと10,000m2の網で
(最近流行りのこぶ流せだと18,000m2)
10本獲れるかどうかの魚を―
網から漏れた、生き残りを―
たった2本の針で釣ろうだなんてちょっと無理があるよな。
砂漠の中から砂金を探すようなものだ。
それなら魚種を変えてヒラメを狙った方がまだマシに思える。
いやいやいやいや。
エンドレスか。
こりゃー アレかな。
建網漁、あなご籠漁、タコツボ漁、いわゆるトラップ系の漁にも手を広げてみるしかないか。
(流し刺し網漁は許可漁業。佐竹はその許可を持っていない。
手に入れるにはすでに所持している漁師から許可を買う必要がある。)
6月のイワシ網漁まで寝て過ごすっていう漁師も多いが、
それははなっから選択肢にはないんだよ。
・・・
おそらく、イワシ網が始まるまでの、
この1ヵ月が独立後最初の試練になるだろう。
今、それをひしひしと感じている。