昨日の話。

 

お師匠の口添えで山口県の漁業関係者の中では何かと有名な

田布施港の「新鮮田布施」と呼ばれる集団の未利用魚の加工場と

できた商品を一般のお客さんに販売する市を見学させて頂いた。

 

漁で獲れる、しかし市場での販売価値が無く、そのままだと

ただ捨てられてしまう魚。

 

いや、めっちゃ勉強になった。

 

 

殺菌海水の存在。

加工場に入る前はボイラーで熱を加えて殺菌した海水を用いて魚や長靴を洗う。

なんかガチの食品加工業というと防護服みたいなのを着込んで

滅菌室に入ってから― みたいなのを想像していたんだけれど、

取り扱う食品メニューによってはこの程度で十分なのか!

これだったら想像していたより大分コストを削減できるな。重要だ。

 

「新鮮田布施」では三枚に卸した鮮魚やつみれ、

パン粉をつけた状態の魚(揚げたら食べれる状態)等を

取り扱っている。

 

 

 

保険所の要請をクリアするために全ての部屋、保冷車にすら

手洗い所を備え付ける必要があるという事を学んだり。

 

 

第一加工場。

魚を卸して鮮魚をパックする場所。

 

 

第二加工場。

魚をつみれにしたり、パン粉をつけたりなど、さらに魚を加工する場所。

魚に追加加工で手を加える必要がある場合、部屋を分ける必要がある。

 

 

 

市の様子。

 

加工は漁師の奥さんが行い、販売は漁師(夫)が行う。

この仕組みができて10年以上経っているせいか

お客さんのほうが訓練され、市が開かれる時間を守ってくれる。

市が開かれてたったの30分程度でサっと市場が終わるスピーディーさは圧巻。

 

お客さんの年齢層はやや高め。(というか若い層は皆無。若者の魚離れ!)

売れ残った鮮魚は第二次加工に回される。

 

っとまあ、細かい助成金の話だとか

市の会計は一括でしているみたいだけれどどうしているのかだとか

グループを立ち上げて過去どういう問題があったのかだとか

他にも詳細な話を色々聞けて物凄くためになった。

 

快く施設を見学させて頂いた上、色々な質問にも答えてくださって

「新鮮田布施」とその代表者の浜田さんには感謝の極み。

 

その後はお師匠の要望そのままに町に繰り出して居酒屋で飲み会という流れ。

家に帰ったのが深夜の24:00で就寝したのが01:00。

そのまま3時間寝てイワシ網漁(ピンチヒッター)に参加、

11:00に解放されて今に至る。

 

 

いや、きっつ!!

 

 

その時はいいんだけれど、やっぱり無理があるでよ~

 

自分を含め、いつかみんな酒で身を滅ぼすと思う・・・。