台風が過ぎて今日から仕事。
台風はどうともなくて一安心。
で・・・
いきなり混獲が凄い!
マナガツオ 様が30匹近く上がったぞォ!
(それでも少ない方。いい時は一撃で100kgとか200kgとかあがるそうな。
一撃数百万円の世界!)
全部売るのかなーと思っていたら
30匹のうちの8匹ほどを親方がハネて一言。
「このうちの1匹はわしが持っていぬるけぇの。あとはお前らで分けれ。」
・・・
「さっすが~、オズ様 親方は話がわかるッ!」
っという流れでついに
我がまな板の上に瀬戸内海が誇る最高の高級食材 マナガツオ 様を
お呼び立てする事に成功!それも2匹も!
1匹はインスタグラムでフォローしてくれた方からアドバイスを貰っていたので
味噌付けに。(白みそとみりんを混ぜたもの。西京焼きにする。)
食べるのは1週間くらい後かなー?
それまでは漬けておこう。
楽しみ過ぎる。
あと1匹はどうしようかな。
煮付けにしようかな?
塩焼きも旨いらしいな。
うーん。
どうしよう。
!!?
それは『いちばんくわしい 魚のおろし方と料理』
という本のページをめくっている時に突然現れた。
こんな・・・
こんなのって・・・
いいのか・・・?
許されるのか・・・?
瀬戸内海が誇る最高の食材のひとつ、マナガツオ 様やぞ・・・!
こんなご無体を働いても許されるのか・・・?
和食かと思いきや、まさかのカレー?
この気持ちをどう表わしたらいいのだろう。
猟奇的?
冒涜的?
背徳的?
いずれにせよ
上等な料理にハチミツをブチまけるがごとき思想!!!
インド人はもちろん、瀬戸内海勢から怒られるやつだこれ!
ダメだダメだ!
悪魔的過ぎる!見なかったことにしよう!
・・・
っと一時は落ち着いたのだけれど。
時間が経てば経つほどに悶々としてきて。
・・・
フハハ!
作っちゃいましたーーーーーーッ!
それもレシピ本を無視しまくって
スパイス、野菜そして自家製の唐辛子を入れまくったヤツを!
うーん。
見かけも香りも普通のカレーだな。
どぉれ、まずは一口。
おっほほお~
味はカレー以外の何物でもない。美味しい。
それでいて、鍋の中で細かく砕けたマナガツオが
ルーとライスに満遍なく絡んできて食べ応えがある。
臭みや癖は一切ない。
ところどころ残った肉の塊もめちゃめちゃ柔らかい。
木綿豆腐レベルの柔らかさ。
口の中で身が溶けていく。皮はぷりぷりで食感がいい。
鳥のささみを溶かしてあるココイチのささみカレー的なやつに
食感似てるかもなー。
うん。
全然ありだった。
脳内でインド人とマナガツオ、いや漁師がガッチリ握手。
マリアージュ!