そういえばアップしてなかった気がする。
60本のサワラを釣った時&その次の日12本のサワラを釣った時の伝票。
これが今んとこ自分の最高記録!最強伝票!わっはは!
元は30万あったのに5万も引かれてる!?
が、この時を最後に、3月1日から流し刺し網とかいう海の現状を全く考慮しない
大規模な乱獲漁が解禁されて以来、サワラは全く釣れなくなってしまった。
失業とはこういうことか。
それ以来、佐竹はというとヒラメ釣りを
あらゆる角度から試行錯誤してみたりしたのだけれど鳴かず飛ばず。
ひょっとしたら、総個体数が北に比べて少ないのかもしれないな。
山口県のヒラメの総水揚げ量は全国10位らしいし。
試行錯誤しているとはいえ、
このまま赤字を垂れ流し続けていたら精神衛生上よくない。
まだまだやれる事、やりたい事は多くがあるが、それは隙間時間に試そう。
というワケで戻ってきました底引き漁に。
そんで底引き漁を始めて1時間でヒラメが2枚も乗る始末。
なんなんだ一体。
いや~ それにしても
底引き漁自体しばらくやっていなかったせいか、この仕事自体ものすごく新鮮に感じる。
それに、どんなに下手クソでも何かしら獲れるっていうのは良いな。
ずっと赤字続きで渇き、ひび割れていた心が潤っていくのが分かる。
赤貝も良いペースで乗ってきていて楽しいィ!
とか感じ入っていたら
急に梶が効かなくなって船がその場で回り始めてしまった。
「あー これはあれだ。梶そのものが海底に落下したか、梶ポンプの異常だな。」
悲しい事にもうトラブルには慣れきってしまったもんで、冷静に判断。
はいはい。トラブルトラブル。
うん。
梶はちゃんと在る。
じゃあポンプだな。
(近年の船は梶を油圧ポンプ(梶ポンプ)で動かしている。)
と、エンジンルームを覗いたらポンプ回りがオイルでびっちゃびちゃ。
確認したらポンプの中のオイルが空になっていた。
どうやら循環システムのホースかパイプに穴があるみたいだ。
やーれやれと思いながら
初・棒舵に挑戦。
やっべ!
これおもしれーじゃねーの!
梶上部に専用金属パーツをセットして
梶を専用の棒で、テコの原理でもって力ずくで操作して操船する。
ひと昔前、梶ポンプが発明?導入?される前の漁船はみんなこういう手動梶だったらしい。
赤字は確定だが、先人に思いを馳せながらの鉄工所入りはなかなか趣があった。
またやりたい。
ん~
とりあえず、明日はフル操業したいな。