嵐で漁が2日連続で休みになったので―
しかも外にも出れないので
前から観よう観ようと思っていたけれど
なんとなく観れていなかった
映画『イップ・マン』シリーズを観て過ごす。
1作目『序章』と3作目『継承』はプライムビデオ、
2作目『葉問』は400円でデジタルレンタルして観たった。
知らない人のために説明しておくと『イップ・マン』シリーズは
かのブルース・リーの師匠、イップ・マン(葉問)の半生を題材にした
カンフー映画である。主演はドニー・イェン。
最新作の『イップ・マン完結』がこの間、7月3日に映画館で
公開されはじめたという記事をどこかで見て、シリーズをいまだ
ノーチェックであることを思い出したのだ。
結論から言うと、
次の土曜日の予定が映画館に決定するくらいにドハマりしたった。
(1作目は敵役が旧日本軍で、反日的な表現もちょっとあるので
人を選ぶかもしれないけれどオススメである。)
他人の人生に、しかも脚色されたものに対してこんな事を言うものなんだが、
ストーリー展開は正直言ってありきたりで、そこにはなんの意外性もなかった。
しかし、イップマンの「静」のキャラクターと、ケチのつけようがない
流麗な「動」のアクションシーンのギャップが、その人物像に
これ以上ないくらいの深みを与えていて、このシリーズを
ストーリーを差し引いてもとても魅力的なものに仕立てあげていた。
名家のお坊ちゃんだからあんなに物腰穏やかで人間ができているのか?
詠春拳の達人という下地と自信があるからあんなに品格があるのか?
美人の奥さんがいるから極貧生活の中でもあんなに余裕があるのか?
最後の一点に関してはイップ・マンが世間知らずのお坊ちゃんだから。
ということで説明がついてしまうのだが、(そこも愛嬌があっていい。)
振り返ってみるとなんだかずっとそういった視点で
このシリーズを観ていたように思える。
詠春拳には縁がなくても
佐竹もイップ・マンみたいにできた人間になりたい。
そのためにはやはり―
『完結』も観て、イップ・マンの人生を見届けないとな・・・!
ないやんけ!!
山口県で『完結』上映してる映画館ないやんけ!!
こういう時(だけ)、田舎ってやっぱり不便なのかなって思っちゃうよなァ。
つーか、ジブリのリバイバルはやってんだな・・・
そっち観に行こうかな・・・